生活防衛資金とは、その名の通り生活を防衛するための資金です・・・
要は突発的な出費に備えておくための資金のことですね。
生活防衛資金には流動性と低リスクが要求されるので、通常は銀行預金などに預けることが多いかと思います。
生活防衛資金をどれくらい確保しておけばよいのかは、色々と議論がなされていますが、一般的には生活費の6ヶ月~2年分程度と言われているようです。
万が一のための生活防衛資金を貯めておく必要性 | Money Lifehack
さすがに2年分は多すぎな気がしますね。私個人の感覚では、1年分くらいが程々に安心できるような気がします。
上記の生活防衛資金に対する考えは、おそらく日本人の感覚で議論がなされている可能性があります。
そこで、投資大国アメリカでの、生活防衛資金に対する考え方が少し気になりました。
一応私も米国株投資家の端くれなんで、知っておく必要もあるでしょう・・・
生活防衛資金は英語で「Emergency fund」と言うそうです。
このEmergency fundについて、かのバンガードがとても参考になる見解を示してくれていました。
Emergency fund: Why you need one | Vanguard
バンガードによると、生活防衛資金は生活費の3~6ヶ月分を推奨しています。
日本で一般的に言われている、6ヶ月~2年分よりも少ないです。
私の1ヶ月の生活費は10万円もいかない程度なので、バンガード流でいくと、私の生活防衛資金は30~60万円程度になります。
そして上記の資金以外は全て投資に回しとけばよいということです。
実際、手元に30万円だけ残しておいて、残りは全部投資につぎ込むとか、日本人の感覚だと狂人レベルではないでしょうか。
この辺が日本とアメリカの感覚の違いなんでしょうか。
現在私は、生活防衛資金として生活費の1年分以上を保有しています。
アメリカを見習ってもう少し攻めて見るのもいいかもしれません・・・