The Full Investment

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主に米国株投資で配当金生活を目指しています。

割安性の判断にPBRは使えるのか

震災で大損した素人の長期投資 6/16_5年も株式投資をやっているが、PBRの使い道が分からない

 

上記の記事で「PBR」について言及されていて気になったので、私も思ったことを書こうと思います。

 

 

株価の割安性の判断に使われる主な指標として、「PER」と「PBR」の2つがあります。

 

  • PER(株価収益率)= 時価総額÷純利益 = 株価÷EPS(1株当たりの利益)
  • PBR(株価純資産倍率) =時価総額÷純資産= 株価÷BPS(1株当たりの純資産)

 

PERは会社の利益に対して株価がどれくらいかという指標で、PBRは会社の資産価値に対して株価がどれくらいかという指標です。

どちらも値が小さいほうが割安と言えます。

 

割安性の判断にPERはよく使われますが、PBRが使われることは少ないです。

結論から言うと、PBR単体での割安性の判断は難しいというか、やめておいたほうがいいと思います。

 

PBRの低さを重視すると、無借金の会社ばかりを選ぶことになります。

別に無借金が悪いわけではないのですが(無借金のほうが安全性は高い)、PBRの低さだけで判断すると、借金はしていないけどあまり稼げていない(稼ぐ気もない)会社を選ぶことになりやすいです。

 

PBRとPERには、以下の関係があります。

 

  • PBR = PER × ROE

 

ROE株主資本利益率で、EPS÷BPSで計算されます。

ROEは会社の収益性を示す指標の一つで、株主資本に対してどれだけ稼いだかを表します。

 

PBRが低い銘柄は、ROEも低いことが多いです。

ROEが低いってことは、株主資本を使って効率よく稼げていないということですから、事業がうまくいってないか、やる気がない可能性があります。

 

ROEが低いと絶対ダメというわけではないですが、PBRの低い銘柄を選ぶと、ROEも低いことが多いから気をつけようねということです。

 

一般的に、株を買うときはPERは低いほうがよく、ROEは高いほうがいいです。

じゃあ、この2つの積であるPBRは低いほうがいいのか高いほうがいいのかって一般的には言えない気がしますがどうなんでしょ?

 

また、PBRだけで判断すると、マクドナルド(MCD)やフィリップモリス(PM)のような、債務超過になっている優良企業を投資対象から除外することになります。(債務超過だとPBRは∞)

銘柄選択のやり方は人それぞれですが、これはちょっともったいないかなあとも思いますね。

 

 

まあ結局のところ、株主利益の源泉は会社が稼いだ利益です。

会社は稼いでなんぼです。

したがって銘柄選択時は、会社の純資産(PBR)よりも利益(PER)を見たほうが良いでしょう。(もちろんバランスシートくらいは確認しますよ)