The Full Investment

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主に米国株投資で配当金生活を目指しています。

外国株配当金の税金計算時における為替レート

外国株で配当金をもらうとき、国外課税分を差っ引いた後、国内課税分を計算します。

国外課税分は外貨のまま引かれますが、国内課税分は円に変換してから計算します。

 

円貨と外貨の変換には、その時の為替レートが適用されるのですが、使用されるレートは2つあり、この2つのレートの差で得したり損したりすることがあります。

 

何を言っているのか分からないかもしれませんので、具体例を挙げて説明しようと思います。

 

下記は、マクドナルド(MCD)からの配当金明細です。

 

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明細の中に「申告レート」と「為替レート」の2種類のレートがあります。

「申告レート」は、企業の配当金支払い日におけるレートで、「為替レート」は、国内での支払い日におけるレートです。

 

これらのレートを用いて、国内課税分は以下のように計算されます。

  1. 「配当金等金額」と「外国源泉徴収税額」に「申告レート」を掛けて円に変換
  2. 「国内課税所得額(円)」(=「配当金等金額(円)」-「外国源泉徴収税額(円)」)に国内税率20.315%(所得税15.315%+地方税5%)を掛けて、「国内源泉徴収税額(円)」を計算
  3. 「国内源泉徴収税額(円)」を「為替レート」で割ることで、「国内源泉徴収税額(ドル)」を計算
  4. 最終的な「受取金額」は「配当金等金額」-「外国源泉徴収税額」-「国内源泉徴収税額(ドル)」となる

 

まあ結局、 「申告レート」は外貨→円貨の変換、「為替レート」は円貨→外貨の変換に使っているだけです。

 

米国株の場合、もし「申告レート」=「為替レート」なら、まず国外で10%引かれた後、国内で20.315%引かれるので、トータルの税率は28.2835%になります。

 

上記のMCDの配当金では、「申告レート」(113.83)>「為替レート」(112.4)となっていますが、このときのトータルの税率は約28.5%です。

 

つまり、「申告レート」=「為替レート」の場合よりも多く税金が取られています。

 

 

次にコカ・コーラ(KO)の配当金明細を見てみます。

 

f:id:tsubuinvestment:20170408010439p:plain

 

 このときは、「為替レート」(110.77)>「申告レート」(110.27)となっており、トータルの税率は約28.2%です。

 

つまり、「申告レート」=「為替レート」の場合よりも税金が少ないです。

 

 

まとめると、外国株の配当金に掛かる税金は、「為替レート」>「申告レート」となるとき、つまり企業の配当金支払い日から、国内での支払い日にかけて円安に振れたときに少なくなり、お得になります。

逆に円高に振れたときは損することになります。

 

特に、企業の配当金支払い日から国内での支払い日が遅れるほど、このリスクが高くなります。

 

 

ちなみに私たちは配当金の受取日を選べませんので、こんなことを知っても何の得にもなりません。

せいぜい、「今回は運が良かった(悪かった)な」と一喜一憂できるようになるくらいです。